春の海上の森で久々に物見山に登る

 たえラジオさんと瀬戸市の海上の森(地図)を歩いてきた。
 物見山が武田信玄ゆかりの地という話があって、その謎解きというか考察をするのが目的の一つだった。

 海上の森は去年、名古屋神社ガイドの瀬戸市編をやるときに久しぶりに出向いた。
 そのときの様子は、海上の森にある多度神社として紹介した。
 あれは夏の終わりで、森はまだ深い緑だった。
 今回は4月とはいえ、風景は冬が色濃く残っていた。
 森の春は里よりも遅くやってくる。

 ということで今回は、4月はじめの海上の森風景をお届けします。




 多度神社の社の向かいに少し盛り上がっているところがあって気になった。
 古墳じゃないのなどと話しをしていたけど、実際にあの空間は何かありそうだ。



 弘法堂の中を初めて見た。
 弘法大師らしき小さな像が三体あり、小さな社も二つあった。
 社の一つは御嶽のようだ。心アリの御嶽マークだった。
 もう一つは分からなかった。


 わりと低いところをアオサギが飛んでいった。


 物見山山頂からの眺め。
 中央に写っているのは瀬戸デジタルタワー。
 春霞で視界良好ではなかったものの、けっこう高いところまで登った実感を得られる。
 327メートルの低山ではあるけど、まあまあしんどい。
 行き道はずっと坂道で退屈だったので、還りは登山道を行った。
 南側の登山道の方が楽しいと思う。


 山頂から少し降りたところに聖徳太子(大国主尾張皇子)の墓というのがある。
 海上の森に住んで隠された歴史を伝えている山田みち江さんいわくなので、信じるか信じないかはあなた次第ということになる。
 表歴史として、武田信玄軍が物見をするために砦を築いたとされるのだけど、それはそれで違和感がある。
 物見をするには山は高すぎるし、木々が茂っていて視界は開けていなかっただろうから、見張りをするには不自然な場所だ。
 何か秘めた歴史がありそうではある。



 久々の物見山登りは楽しめた。
 しんどすぎず楽すぎないほどほど感がいい。
 ただ、日頃歩いていない人はけっこうきついと感じるかもしれない。
 2年前に熊が目撃されたそうなのでご注意を。

【アクセス】
愛知環状鉄道「山口駅」より入り口まで徒歩約30分

【駐車場】
あり


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