言葉– category –
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言葉
得なければ失わない
長く生きれば失うものも多くなる。 でもそれは、多くのものを得たということだ。 何も持たずに生まれてきたことを思えば、ずいぶんたくさんのものを得たものだと思う。 たとえ全部失ったとしても元に戻るだけでマイナスではない。 失うことの痛みに... -
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値する
地上で生きていないと見られないものや体験できないことがある。 あの世ではできないことが。 生きていくのはしんどいことで、ときどきはすべてを投げ出したくなるけど、生きていてこそということもあって、それはなかなかに得がたく捨てがたいことだ... -
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過去との乖離
季節は進み巡るけれど、決して戻ることはない。 転がるように前へ進むだけだ。 あの夏はもう戻らない。 近頃、過去と現在の乖離を感じる。 年を取ったせいかもしれないけど、たとえば子供の頃の自分と今の自分が地続きではないような感覚だ。 確か... -
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どこまでが同じ自分?
子供時代の自分と若い頃の自分と年を取った自分は同じなのか? もちろんどの自分も自分には違いないのだけど、まったく同じとは思えない。 感じ方や考え方も全然違っているし、共感できない部分も少なくない。 若い頃の過ちに対して年を取った自分が... -
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全部自分だけど
誰にでも良い部分と悪い部分がある。 どこを見るかによって評価も大きく変わる。 良いところと悪いところは分離せず統合されている。 上下であり幅でもあるわけだけど、一部分だけを切り取ってどうこうということはなく、プラスマイナスでもない。 ... -
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いつかまた季節の花と
気になっていた彼岸花は撮りに行くどころかほとんど見ることなく過ぎ去ってしまった。 金木犀もすでに終わりかけていた。 今年は最初から最後まで花とすれ違ってしまった感じがする。 多少なりとも撮れたのは桜と向日葵くらいだ。 向日葵は何年かぶ...
