
今年2026年1月、YouTubeにアップされたAIカバー曲を何曲か紹介した。
AIが歌い出した(ブログ記事)
この数ヶ月前から、一斉に高品質のAIカバー曲がアップされるようになって、一種のムーブメントになっていた。
事情はよく知らないのだけど、曲をアレンジする画期的なAIソフト(プログラム)が発表されたのではないかと思う。
あれから9ヶ月が経ち、AIカバーはますます進歩、成長を遂げ、活況を呈している。
もはやAIだからどうこうということではなく、普通にカバー曲を聴くようにAIカバーを聴いている。
AIすごいなとか感心してるような段階ではなくなった。
今後この流れが続くのか、AIオリジナル曲が誕生して人々がそちらへ流れるのかは分からない。
著作権の問題でなんらかの規制がかかるかもしれない。
そういうことでいうと、今は自由に作って発表して制約なく聴ける最後の時期にきているのかもしれない。
けっこうたくさん聴いて、ある程度パターンが見えたというか、自分の好みがはっきりしてきた。
全体のレベルは確実に上がっているものの、やはりセンスというか知識というか、アレンジャー次第で良くもなれば凡庸な仕上がりにもなる。
音楽に限らず、AIを使いさえすれば誰もが素晴らしいものを作り出せるというわけではない。
そんなわけで、今回は第二弾「AIは歌う<パート2>」と題してお気に入りのAIカバー曲を、例によって勝手に紹介します。
尾崎豊 “15の夜”🎸放課後の軽音部でメタルカバーしてみた | Japanese After School Metal Band ver. | AI Covers J-POP / AI Sings Hard J-POP
発表されたのは一年近く前で、私が聴き始めて間もなく見つけたのだけど、現在に至るまでこれを超える質のものは多くない。
かなりレベルが高いと思う。
同じ人が作った同じ尾崎豊の曲でもここまでではないから、たまたま上手くいったというか、いろいろな要素がいい具合に噛み合ったのだろう。
尾崎豊「路上のルール」 cover / 哲生の哲学的解説〜名曲の部屋〜、哲生の「THE BLUE HEARTS」Chill Outチャンネル
同じ尾崎豊でもアレンジの方向性が違えばまったく違う曲調になる。
こういうアレンジもいいなと思う。
「路上のルール」は尾崎豊の作品の中でもメジャーとはいえないのだけど、久しぶりに聴いたらあらためていい曲だと思った。
【191】oda∞aiが唄う『青春の影』【リクエスト】(チューリップ) | TULIP | J-POP AI COVER / AI Music Bomb | oda∞ai
この「oda∞aiが唄う」シリーズはたくさん発表されているのだけど、一番しっくりきたのがこの曲だった。
特にこの曲が好きだったとかチューリップに思い入れがあるとかではない。
組み合わせというか掛け合わせで合う合わないがあるし、個人的な好みの問題もある。
財津和夫の「Wake Up」が子供の頃好きで、いいAIカバーはないか探したけど見つからなかった。
当時はわりとヒットした記憶があるけど、ちょっとマイナーすぎてほとんどの人が忘れてしまったかもしれない。
【60】『ぼくたちの失敗』(森田童子) 【リクエスト】/ Bokutachino Shippai – Doji Morita | Adoに憧れるAIが唄う – J-POP AI COVER / AI Music Bomb | oda∞ai
もう一曲、oda∞aiシリーズから。
森田童子は世代ではないのだけど、私と同じようにドラマ『高校教師』で初めて知った人も多いと思う。
そのドラマも1993年放送だから、ずいぶん昔のことになった。
森田童子の曲は森田童子の声で歌わないと成り立たないと思っているのだけど、これは例外的にちょっといいと思った。
なんで人間ではダメでAIならOKなんだろう。その心理がよく分からない。
未来予想図Ⅱ/DREAMS COME TRUE🎵あの頃を思い出す珠玉の名曲!令和の女子大生による魂のカバー|1989|Lina / 昭和平成 名曲図鑑
ドリカムはほとんど聴いてこなかったし、思い入れも全然ないのだけど、この曲だけは自分の中に残っていて、たまの思い出して聴きたくなる。
いくつかAIカバーを聴いた中で、このアレンジが一番好きだった。
あまりやりすぎずストレートに仕上げた方がいい場合もある。
とある音楽サークルのJKがエレファントカシマシの今宵の月のようにをアコースティックカバーしてみた / WAT RECORD
なんだかすごく人間を感じる声だ。
カラオケボックスで歌っている女子の映像が浮かぶ。
この声、この歌い方、好きだ。
いろいろ好きな曲をリクエストしてカラオケボックスで歌ってもらうのを聴いていたい。
歌は上手ければいいというものでもない。
【AIカバー】カブトムシ / aiko|切なすぎる女性ver / AI Cover Lab. – Indigo Archive –
これはまたなんというか、AIらしくないAIカバーだ。
もちろん、本家を超えているとはいわないけど、これはこれで成立している。
AIは音程を外すことがない安心感も大きい。高音や裏声も自由に出せる。
歌詞の漢字の読み間違いや発音違いはまあご愛敬ということで許そう。
【75】『木綿のハンカチーフ』(太田裕美) / Hiromi Ohta | Adoに憧れるAIが唄う – J-POP AI COVER / AI Music Bomb | oda∞ai
こういう誰々風AIカバーというのはアリだと思うけど、今のところ成功例は少ないように思う。
あの人がこの曲を歌ったらというifの世界は興味をひかれるところだけど、思ったほどよさが出ないのかもしれない。
アーティストの声を勝手に使っていいのかという問題もある。
米津玄師 Lemon|girls band cover【MV】 / Hidemotion
もともと完成度の高いオリジナル曲をAIカバーするのは難しい。
ただ、男性ボーカルの曲を女性ボーカルでAIカバーすることで違う曲になるので、そこに余地はある。
今後更に動画生成AIの技術が進んで、実写の人間と区別がつかなくなったとき、真の意味でのAIバーチャルアイドルが誕生して、AIが歌って踊ることになるだろう。
それはそんなに遠い未来ではない。
もしも槇原敬之『どんなときも』を乃木坂風にアレンジするとJ POP idol style cover AI / If music
坂道風アレンジを最初にやった人が誰かは知らないけど、このIf musicチャンネルが一番ハイレベルで完成度が高い。
男性ボーカル曲を女性アイドルグループが歌うというのも、AIカバーならでは試みだ。
乃木坂の曲とかはほとんど聴いたことがなくても、なんとなく乃木坂っぽいと思えるのも不思議だ。
音楽ネタは音楽カテゴリにまとめてあります。
またいいAIカバーを見つけたら紹介します。

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