
中学や高校を舞台の映画やドラマを観たりすると、あの頃の自分は毎日何をして過ごしていたんだろうと思う。
思い出そうとしても全然思い出せない。
中学のときはテニス部だったからそれなりに毎日やることはあったのだろうけど、高校は部活をやってなかったから学校が終わったら家に帰って、その後何をしていたのか、本当に覚えていない。
勉強はまったくやらなかったし、外を出歩くようなこともしてなかった。
たぶん友だちと遊んでいたんだろうけど、それにしても何をしていたのか記憶にない。
そのことを自分でも不思議に思う。
あれ? 自分って、本当に高校行ってたよな? と。
過去に戻るチャンスがあったとしても、高校時代は選ばない。
中学や大学はいいけど高校は嫌だ。
あの時期は自分という物語の中で最も中途半端というか中だるみの時期だった。
すごく楽しかったわけではなく、かといって暗い青春ということでもなく、とにかく印象が薄い。
高校生に戻れたとしてもやることが思いつかない。
ただ、高校を出て、大学へ行って、その後も長く付き合いがあったのは高校の同級生ばかりだから、高校が嫌だったわけではない。あの学校へ行ったことを後悔しているということもない。
取り立てていいことも悪いこともなかったから覚えていないということで、それは寂しいといえばそうだし、悪くないといえばそういういい方もできる。
いや、だからこそ、もう一度生き直せるなら高校時代を選ぶべきなのかもしれない。
次こそは記憶に残る高校時代にするために。
こうして書いていたら、断片的な記憶が少しだけ蘇ってきた。他愛もないワンシーンのいくつかが。
それでもやっぱり高校時代の自分を上手く想像できない。
日々何を考えていたのだろう。
今とは全然違う気もするし、案外そんなに変わっていないのかもしれない。

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