
お金とか恋愛とか時間とか幸福といったものは、必ず偏る性質がある。
あるところには余っているのに、ないところにはまったくない。
満遍なく行き渡るということは絶対にないし、すべてを過不足なく持っている人間は稀だ。
何かを持っていれば何かが足りない。
人は無い物ねだりだから、足りないことを嘆くけど、持っているものに意識を向ければ、自分は案外恵まれているのかもしれないと思い直す。
お金はないけど時間はあるとか、恋愛はないけど平和とか、そういうことだ。
足りないものを追求しすぎると、それまで持っていたものを失いかねない。
プラスにはマイナスがつきまとうから、プラスマイナス・ゼロの方が幸せだったりもする。
お金を持っていなければ人にだまし取られる心配もないし、守るべき幸福がなければ気楽でいられる。
ないならないなりに生きるというのが知恵というものかもしれない。

コメント