ロリポップからエックスサーバーはつまずきポイントあり

 レンタルサーバーのロリポップ(公式サイト)からエックスサーバー(公式サイト)への乗り換え(移行)は簡単だと人は言う。
 しかし、やってみて思ったのは、いやいや、言うほど簡単じゃないだろうということだ。

 完了してみれば、なるほど簡単と言えなくはない。手順自体はそんなに多くはない。
 けど、しかし、なのだ。
 引っかかりポイントがいくつかあって、そこで引っ掛かると非常な混乱を来すことになる。
 私の場合は、ちょっとした(あるいは致命的な)間違いをやらかして、一時的にサイトがまったく表示されなくなってしまい、滅茶苦茶焦った。サイトが丸ごと消えてしまったかと思って頭が真っ白になったほどに。
 あれだけ苦労して作った名古屋神社ガイドがきれいさっぱり消えてなくなってしまったとしたら、もはや作り直すことは不可能だし、一年間くらい立ち直れなかったかもしれない。
 後で冷静になって考えてみれば、たとえエックスサーバーから消えてとしてもロリポップには残っているのだから、完全に消えることなどあり得ないことは分かる。移行といっても完全に引っ越すわけではなく、丸ごとコピーをするだけだ。
 なので、移行の際はロリポップも引き続き契約しておく方がいい。

 手順としては5つだ。

  • エックスサーバーに申し込む
  • エックスサーバーで引っ越し作業をする
  • 契約しているドメイン(私はムームードメイン)でネームサーバーの変更をする
  • エックスサーバーで無料SSLを設定する
  • ロリポップを解約する

 ロリポップからエックサーバーに乗り換えたのは、ロリポップが高くなりすぎたのが一番の理由だった。
 私が最初に契約した2017年は、ロリポップが月600円+税で、エックスサーバーは1,000円を超えていた。
 表示速度の差があるのはネット調べで分かっていたのだけど、値段が倍も違うとなればロリポップしかないと思えた。
 その後、ロリポップは性能がアップして表示スピードも速くなっていったものの、800円になり、ついには1,000円になってエックスサーバーとほとんど変わらなくなってしまった。
 そうなるとエックスサーバーが気になる。ちょうど半額キャッシュバックのキャンペーンをやっていて、なおかつ、”お友達紹介プログラム”から申し込むとスタンダードプランの12ヶ月で5,000円引きになることもあって、一年目はほとんどタダみたいなものになるのも決め手となった(13,200円-5,000円-キャッシュバック6,600円=1,600円)。
 更に、12ヶ月以上の契約をすると永久ドメインが1個もらえるのも大きい(24ヶ月なら無料ドメイン2個)。
 ちょうど、FC2有料版でやっていた現身日和をワードプレスに移行させようと思っていたので、そのドメインに当てるのに都合がよかった。FC2プロは年間3,300円だから、その分丸々浮くことになる。
 ドメインの年間更新料が1,700円くらいで、名古屋神社ガイド名古屋遺跡マップとあわせて3つとなると、その負担は小さくない。
 そんなこんなで、エックスサーバー乗り換えに心が決まった。

 お友達紹介プログラムで以下のページから申し込んでいただくと割引が適用されます。
 半額キャッシュバックのキャンペーンも、4月3日の(水)の12時までなので、駆け込みで間に合います。

 https://www.xserver.ne.jp/?referral_token=1922114303660b942f6c030

 エックスサーバーとの契約が済んだら(10日間の無料お試し期間あり)、次は移行作業になる。
 私はここでつまずいた。
 管理画面にログインして、「ドメイン設定」から「ドメイン設定追加」へ進み、ドメインを記入。
 https://jinja.nagoya/なら「jinja.nagoya」の部分。
 あろうことか、ここで”jinja”を”inja”とする痛恨のミスを犯して大変なことになった。
 でも、そんな間違いさえしなければ簡単で、左のメニューにある「WordPress簡単移行」から引っ越し作業をすることになる。
 移行するドメインを選択して、WordPressのユーザー名とパスワードを記入して、「移行を開始する」ボタンを押して、後は待つだけだ。
 サイトのサイズや回線なども影響するのかもしれないけど、私は10分ほどかかった。
 その後、設定が反映されるまでに数時間かかる。
 ここでNSが違いますみたいなメッセージが出て焦るけど、これはとりあえず放置でいい。

 移行が完了すると、ロリポップとエックスサーバーの両方にワードプレスのサイトがある状態になる。
 これも問題ない。サーバーが有効なのは一つで、この時点ではロリポップのサーバーが有効になっている。
 そこで、ドメインの紐付けをロリポップからエックスサーバー側に移す作業をしないといけない。
 これをネームサーバーの変更と呼んでいる。
 これはエックスサーバーではなくドメインで行う作業だ。私はムームードメイン(公式サイト)で取得したので、ムームードメインのページへ行ってログインして行った。
「ドメイン操作」の中に「ネームサーバーの変更」という項目があるので、ここでやる。
 「GMOペパボ以外のネームサーバを使用する」にして、ネームサーバー1から5に以下のように入力する(共通)。
 ネームサーバ1 ns1.xserver.jp
 ネームサーバ2 ns2.xserver.jp
 ネームサーバ3 ns3.xserver.jp
 ネームサーバ4 ns4.xserver.jp
 ネームサーバ5 ns5.xserver.jp
 詳しくはエックスサーバーのページで確認してください。

 ネームサーバーの変更はわりと大ごとのようで、反映されるまで数時間から数日かかるらしい。
 私は他にもあれこれやらかして戸惑っていたのだけど、実際は半日とかはかからないと思う。

 まずはここまでで一段落、のはずが、この後のつまずきポイントで更に焦ることになる。

 翌日、自分のサイトは大丈夫かなと確認したところ、サイトが表示されない!?
 ワードプレスの管理画面にも入れない!!
 終わった、と思った。
 おまけに、エックスサーバーにログインすることさえできなくなって途方に暮れた。
 まさか、エックスサーバーの契約まで無効になってしまったのか? と。もうお金は払ったのに。
 ただ、新規で作った続・現身日和は問題なく表示されるし、ワードプレスの管理画面にも入れたので、エックスサーバーが無効になったわけではなさそうだった。
 ということは、ドメインの引っ越し作業のどこかで問題があったということだ。
 ログインできなくなった理由はよく分からなかったのだけど、登録したアドレスではなく、契約のときに来たメールにあるXserverアカウントIDを使いつつ、パスワードを変更して(パスワードを忘れた場合はこちらみたいなところから)なんとかログインすることができた。

 ここで重要なポイント。
 ”SSLの設定”をしなければいけないということだ。これはエックスサーバーから行う。
「サーバー管理」に入って、「ドメイン」のところに「SSL設定」があるので、そこへ進む。
 独自SSLがOFFになっているので、これをONに変更する。
 まず、元になっている(?)”XS”なんとかになっているところをONにして、その後、各ドメインをONにすればいけると思う。
 ロリポップ時代にSSL設定をしていただろうから、URLがhttpではなくhttpsになっているのに、SSLを設定しないhttpのままだとアクセスしたときに表示できないようだ。

 後はしばらく様子を見て大丈夫そうならロリポップの解約を忘れないように。

 エックスサーバーはやっぱりすごく速い。表示速度よりも反応が機敏だ。
 速いことはいいことで、管理者の私も訪問者もいいことずくめなので嬉しい。
 ロリポップ+ルクセリタス時代と比べて、エックスサーバー+SWELLは劇的に速くなった。
 引っ越しが終わった今はやってよかったと思える。
 でも、途中で私みたいにつまずくとわりとしんどいので気をつけてください。

 4月ということで心機一転、乗り換えも新規も、エックスサーバーはいかがでしょう。
 有料テーマのSWELLに変えて一ヶ月になるので、そのへんの感想も近いうちに書きたいと思う。

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