言葉– category –
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忘却力
神は忘れることができるのか? もし何一つ忘れることができないのであれば、それはつらいだろう。 人には忘れるという能力がある。 忘れることで心を守っている。 忘れることは許すことだ。 水に流すという言葉もある。 忘れっぽいのは短所では... -
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気はある
気持ちが大事とか、最後は気持ちの強い方が勝つとか、そんなことがあるのかなと思ったりするけど、”気”というのは目には見えなくても実在するし、曖昧のようでありながら確かなものでもある。 気合いだとか、本気とか、気迫とか、気配とか、日本語... -
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物語と自分
人生が終わり、一つの物語が完結したとき、自分はどこにいるのだろう。 物語の中に偏在するのか、それとも物語の外側に立つことになるのか。 自分はその物語の主人公であり続けるのか、物語の読者や鑑賞者の立場になるのか。 そもそも、自分はこの物... -
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時代の気分
縄文時代に心惹かれる人間というのが一定数いる。 私もその中の一人だ。 弥生時代よりも縄文時代の方が好きだし性に合ってる気がする。 時代区分なんて後世の人間の勝手な線引きでたいして意味はないのだけど、その時代の特徴とか空気感のようなもの... -
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いずれにしても夢
この世は夢のようであり、悪夢のようでもある。 正夢のようであり、逆夢のようでもある。 死んだら夢から覚めるのか。 それとも別の夢が始まるだけか。 私たちは夢から覚めたいと思っているのだろうか。 あるいは、ずっと夢から覚めたくないと願っ... -
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運命は抗うべきもの
あらかじめ定められた運命みたいなものはあると思う。 人生は広大な荒野を当てもなく彷徨うような無秩序なものではない。 たとえるならそれは、道とかナビのルートのようなものだ。 決まっているといえば決まっているし、決まっていないといえば決ま...