
お仲間二人と私の三人で東山から緑区徳重へ行ったときの話。
東山の林の中に謎の石像があるというので、まずはそこへ向かった。
なんだ? 謎の石像って? と思うのだけど、Googleマップにもそうあって、それ以外に表現しようがないので、とりあえずそうしておく。
ちなみに、マピオンには載っていない。
石像があるエリアを何と呼んでいいのかも分からない。
東山動植物園がある南エリアで、一万歩コースという散策コースが整備されているので、そこといえばそこなのだけど、石像があるのは一万歩コースからは外れている。
たぶん、地図だけを頼りに辿り着くのは難しいのではないかと思う。知っている人に教えてもらうか、連れて行ってもらうしかない。

これが問題の謎の石像だ。
危険防止のためか、周りを柵で囲んであって近づくことはできない。
パッと見、なんだこれ? と思う。
明らかに石仏ではない。人間だ。
ひげ面のおじいさんが手をかざして遠くを見ている。
装束は山伏のようでもあり、マントのようなものを背負っているようでもある。
靴はブーツらしきもので、古代感はない。
手には刀なのか杖なのかを持っている。
実物を見ても謎感は消えず、むしろ謎が増す。
なんとなく南東方向を向いている。
像自体はそれほど古いものではない。おそらく昭和だろう。
一つヒントになりそうなのが、Googleマップに龍神社跡の表記があることだ。
どうやらすぐ近くに龍神社があったようだ。
ただ、龍神とおじいさんの石像は上手く結びつかない。
なんとなく猿田彦っぽいようでもあり、ひょっとすると武内宿禰とかだったりするかもしれない。
かつてこの林の中にはいろいろな石仏などがあったという話もあって、いずれにしても民間信仰のたぐいだろうと思う。
御嶽社絡みという可能性も考えられる。

続いて向かったのは、名東区の毘沙門寺(地図)だった。
東山動植物園があるエリアの南端にあって、以前一度訪れたことがある。
大和(奈良県)にある信貴山朝護孫子寺の名古屋別院という位置づけのお寺だ。
信貴山といえば張り子の虎で有名なところだから、知っている人もいると思う。関西圏では有名かもしれない。
名古屋の毘沙門寺にも小さな虎の置物がある。
ただ、虎よりもここは毘沙門天の遣いの百足(むかで)推しとなっている。
月に一度、奈良の朝護孫子寺の住職が名古屋の毘沙門寺にやってくるそうだ。

裏山。

昼食を挟んで、緑区徳重の熊野社を訪ねた。
ここは3度くらい行っている。
この日はずっと小雨が続いていて、雨に濡れた熊野社はなかなか風情があってよかった。
歴史については名古屋神社ガイドの熊野社(徳重)に書いているので、よかったらそちらをお読みください。

春は桜、秋はモミジの紅葉が楽しめる。


階段途中の脇にある湧き水の池。



最後に訪れたのは熊野社にほど近い場所にある毘沙門天王だった。
熊野社の裏手からも歩いて行けるのだけど、20分ほどかかるということなので、車で東側の入り口まで行って、そこから階段を登った。
駐車場はないので近くに路駐することになる。
入り口はこのあたり。
案内が出てるので、ゆっくり行けば見つかると思う。

階段とこんな道を3分ほど登った先にある。

これって毘沙門天像だろうか?
なんか、三頭身くらいだし、私がイメージする毘沙門天はこんなじゃないんだけど。
入り口には毘沙門天王とあるから、毘沙門天と思わせて違う天王像だったりしないだろうか。
最初に紹介した謎の石像とともに、これもけっこう謎だ。
誰が何のためにここにこんな像を置いたのか、まったく分からない。
南というかやや南東方向を向いている感じで、その目線を伸ばしていった先には勅使池がある。
謎の石像は明らかに南東を向いていて、その先にはなんとなく島田緑地とかそのへんに思える。
更に先まで伸ばしていくと何か別のものがあるのかもしれない。

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