
それぞれの言い分があり、理屈があり、思惑がある。
誰の主張が正しいとか間違っているとかは決められない。
誰もが正しいともいえるし、間違っているともいえる。
確かなのは一方的な正義は存在しないということだ。
間に立てば、あちらを立てればこちらが立たずで、なあなあでやり過ごすしかない。
妥協は知恵ではあるのだけど。
私はもう、自分の正義は主張しないことにしている。
というより、そもそも自分の正義や正論を信じていない。
どうせ間違ってるのだから、言っても無駄だと思ってしまって口をつぐむことになる。
不毛な議論は御免だ。
この世界が平和になる方法があるとすれば、全員が正義を言わないことだ。
正義感さえ放棄できればモメ事の大部分はなくなるような気がするけどどうだろう。
この世界の構図はそれほど単純じゃないか。

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