
私たちは一生の中でどれくらい落とし物をするのだろう。
あるいは、忘れ物を。
もちろん個人差はあって、しょっちゅうする人はするし、ほとんどしないという人もいる。
その差はなんだろうと考えることがあるのだけど、本人が気づいていないことも少なからずあるように思う。
なくしたことに気づかないことがだ。
私たちはときどき、大切なものを落として気づかない。もしくは、ずっと後になってから気づく。
ちょっとした忘れ物に思えたことが実は重要なものだったということもある。
もう取りに戻ることはできない。
そのことに対してどう思えばいいのだろう。
たとえ過去に戻れたとしても同じことを繰り返してしまうような気もする。
今更できることは、悼むことだけかもしれない。
なくした大切なものを。あるいは、愚かな自分を。

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