瀬戸市定光寺の神明神社はただの神明じゃない

 瀬戸市定光寺町にある神明神社(地図)。
 定光寺町自体が瀬戸の奥地の方で、更に山の方に入っていったところにあるので、この神社を目指していかないと行くことはできない。
 もし偶然この神社に辿り着いたとしたら、それはもう呼ばれたとしか思えない。
 行こうと思えば行けるけど、そもそも行こうとは思わない。
 瀬戸市民ですら、この神社の存在を知らない人が多いんじゃないだろうか。

 それにしても変わっているというか、よく分からない神社だ。
 かつてはもっと山の方に祀られていたらしいのだけど、それを里近くに下ろしてきて、熊野・白山・神明の三社を一ヶ所で祀っていたようだ。
 そのため、三社宮という呼ばれ方をしていた。
 不思議なのが、神明を名乗っていながら天照大神を祀っていないことだ。
 外宮系の国常立尊でもなく、伊弉冉尊・伊弉冉尊と菊理姫命を祀るとしている。
 これは白山と熊野の名残だけど、神明が抜け落ちている。かつての神明ではどんな神を祀っていたのだろう。

 よく分からないながら、神社としてはけっこういい。雰囲気がある。古社臭さも感じるし、重厚感がある。
 どう考えてもただの神明ではないだろうと思う。
 興味を持たれた方は一度足を運んで、自分の感覚で確かめてほしい。

 詳しい歴史などについては名古屋神社ガイド神明神社(定光寺町)に書いたので、そちらをお読みください。











【アクセス】
せとコミュニティバス「定光寺町東」より徒歩約8分

【駐車場】
なし


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