物事には表があり裏がある。
　ただそれはどちらから見るかの違いだけだったりする。
　裏から見れば裏が表で表が裏になる。
　どちらも表層でしかなく、一枚の紙の表と裏の関係のようなものだ。
　裏側を知ったからといってすべてを知ったことにはならない。
　芸能界や政治の裏側を知ったからといってその世界のすべてが分かるわけではないように。

　本当に大事なことは表でも裏でもないもっと深い層にあって、通常の手段ではたどり着けない。
　行ってみれば分かるのだけど、こんなもの自力で分かるはずないと思う。
　何らかの助けや導きがないと深層にある真相には至らない。
　表だ裏だと騒いでいるくらいが幸せなのかもしれない。
　真実を知ってもあまりいいことなどないような気もする。

　ちなみに、上の写真はIKEAの裏側だ。
　IKEAの裏側はIKEA感がまったくないのだった。

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