孤立と孤独と孤独感はほとんど同じと思いがちだけど本質的な違いがある。
孤立や孤独はさほど問題ではない。この二つは客観的事実であり、状態でしかないから。
問題は孤独感だ。
これは主観でしかなく客観的な事実は無関係で、本人の中にしかないから、近しい人間でも共有できない。
だからこそやっかいなものになる。
孤立や孤独では人は死なない。
しかし、孤独感は死に至る病だ。
治す薬はあるようでなく、ないようである。
ほとんど唯一の救いは、誰かとつながることだ。
あるいはこの世とつながることと言った方がいいかもしれない。
頼りなく細いつながりが命をつなぐこともある。
私たちとこの世とのつながりは思うよりももろい。
自分を救うには自らつながりを求めることだ。
孤独感を軽く考えない方がいい。
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