
瀬戸市西本地1丁目の住宅地の中に小さな社があり、入り口に石碑が建っている(地図)。
幹線道路の国道363号線から少し入ったところなので、住人以外は訪れるような場所ではない。
入り口近くの小さな社2社は、それぞれ「津島神社」の御札が収められているので津島社と分かる。
古くは天王社といっていただろうか。
その隣の自然石には「辯財天 白□竜神」と彫られていて(□の部分は読めない)、これがここの本体かもしれない。
その横にも小さな祠がある。
入り口の石碑には「松原平内公本地城址」とある。
しかしながら、すべてが最初からここにあったわけではない。
津島社は近くから移されてきたものだろうし、本地城があったのもこの場所ではなく、もう少し東だったとされる。
つまりは寄せ集めということだ。
それでもこうして残したところに誠意が感じられる。こんなもの必要ないから壊してしまえというのは簡単なことだから。
歴史その他については名古屋神社ガイドの小社(西本地)に書いたので、よかったらそちらをお読みください。







近くには本地大塚古墳(地図)が復元保存されている。
雑木林のようになっているところが多い中、こんなふうに残しているところは珍しい。


前方後円墳なのだけど、地上レベルで全体像を捉えるのは難しい。
でも、なんとなく形は分かる。
【アクセス】
せとコミュニティバス「西本地」より徒歩約3分
名鉄バス「本地」より徒歩約4分
【駐車場】
なし
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