瀬戸市下半田川町(しもはだがわちょう)にある八劔社(地図)。
この神社はロケーションがいい。
田んぼの中の長い参道を進んだ先の高台に鎮座している。
江戸時代はもちろん近代的な建物もなく、参道はあぜ道で、もっといい雰囲気だっただろうと思う。
珍しいのは西向きなことだ。
たくさん神社を回っているけど、西向きの神社はごく少ない。
街中にあって住宅事情で移されたとかではなく最初から西向きというのはかなり珍しいと思う。
ここから東に御笠三社、妻神社と並んでいるのは意図的に違いない。
詳しい歴史などは名古屋神社ガイドの八劔社(下半田川町)のページに書いたので、そちらでお読みください。
瀬戸の古い神社は、神明鳥居に五三桐紋が入っているところが多い。
八劔社でありながら本殿も神明造になっている。
隣接して観音堂が建っている。
平安時代中期の十一面聖観世音菩薩と平安後期の阿弥陀如来立像を持っているのだけど、普段は倉庫にしまわれていて見ることができない。
一度盗難に遭ったことがあるらしい。
事前に瀬戸市文化課文化財係に頼むと見せてもらえるそうだ。
【アクセス】
せとコミュニティバス/東鉄バス「下半田川町民会館前」より徒歩約3分
【駐車場】
観音堂側にスペースあり
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