
今回の三瀬谷行きのもう一つの目的が瀧原宮(地図)へ行くことだった。
JR紀勢本線の駅でいうと、三瀬谷の一つ先が瀧原で、瀧原宮は駅から歩いて20分くらいのところにある。
初めて瀧原宮を訪ねたのは2013年だった。
瀧原宮に見る原初の面影(ブログ記事)
時間が経つにつれていい神社だったという印象が強まり、やがて自分が一番好きな神社はどこか訊かれると瀧原宮と答えるようになっていた。
記事の最後で、最初で最後の訪問になりそうだと書いているように、もう二度と訪れることはないだろうと思っていたのだけど、今回思いがけない形で再訪することになった。
どうしてそういうことになったのかを説明すると長くなるし個人的なことすぎるので書かないけど、流れとタイミングがピタリと合ったということだ。
瀧原宮については前回の記事でも少し書いた。ただ、ここに関しては歴史がどうとかではないので、今回もやはり書かないでおく。
雰囲気や空気感が写真から少しでも伝わるといいのだけど。

前回訪れたのは平日の夕方で、参道に差し込むオレンジの光が印象的だった。
あのときは他の参拝者もほとんどいなかった。
今回は土曜日の昼どきということで、光も全然違ったし、何より違ったのは参拝者の数だった。さすがによく知られた神社ということでけっこうな人が来ていた。
とはいえ、伊勢の神宮ほどではない。
まだまだ観光地化されていなくて、俗っぽさもない。そこが瀧原宮の一番いいところだ。
限りなく質素で飾り気がなく、それでいて美しい。
瀧原宮に原初の神社の姿を見る思いがしたのは今回も同じだった。

参道の途中に御手洗があり、ここで手を清めていく(一応、手水舎もある)。
そういえばここが何川か意識しなかったのだけど、頓登川(とんどがわ)というらしい。
近くを流れる大内山川の支流で、やがて宮川に注ぐ。

前回もここでこんなふうに写真を撮ったと思いだした。

前回から13年近く経っても写真の撮り方はほとんど変わらないものだ。

長い参道を歩いた先に4つの社殿が並んでいる。
参拝の順番が決められているのだけど、どんな意味があるんだろう。
前回は知らずに手前から参拝したので、今回は順番を守ってみた。

参道も境内も大きめの石が敷き詰められていて、なかなか歩きづらい。
急ぎ足では歩けないというのもある種の装置の役割を果たしているのかもしれない。

神宮よりも更に素朴な社。
全然威張っていないし、何かを誇示しようとかもしていない。

参道脇にはたくさんの巨木があって、いちいちご神木扱いはされていない。
太平洋戦争のときに焼夷弾が落とされていなければもっとたくさんの巨木が残っていただろうに。



小学生くらいの子供たちが3人で訪れていて、瀧原宮はそういう神社でもあるんだと嬉しくなった。
二度はないと思っていた瀧原宮参拝が実現したので、三度目もあるかもしれない。
あってもなくても、私が一番好きな神社であることはこの先もきっと変わらない。

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