
人は自覚しないままいくつもの罪を犯している。
悪事とはいえないまでも、小さな罪だ。
そして誰かがそれの尻拭いをしている。
もちろん、そのことに本人は気づかない。
ひょっとすると知らない間に自分も誰かの尻拭いをしているかもしれない。
あるいは気づいてやっている。
罪滅ぼしというよりも、この世はそうやって持ちつ持たれつしながら回っているものだ。
少しだけ意識して誰かの罪を拾ってあげることが必要かもしれない。
道に落ちているゴミを拾ってポケットにしまうみたいに。
誰にも気づかれない善行はある。
ただそれはまったくの無為というわけではないから、いつかどこかに収斂されるのだと思う。
すごく気の長い1円貯金のようなことを続けていれば、いざというとき自分を救ってくれるかもしれない。

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