
人の一生は出会いや出来事が連鎖しながら一本の道筋として描かれる。
選択肢はたくさんあっても、結果として選べるのは常に一つだ。
あのときあんなことがなければ、あれがあったとしたら、と思うことはある。
人生をあみだくじにたとえるなら、横線が一本入るか入らないかでその後辿る道筋は変わるし、行き着く先はまったく別のところになる。
運命の終着点は定まっていないのかいないのか。
私は決まっていないと思っている。
少なくともそう信じたい。
自分の意思でまったく新しい縦線を加えてもかまわないではないか。
線をなぞる必要さえないのだし。
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