
琵琶湖行きシリーズ第2回は、高島市マキノのメタセコイア並木(地図)です。
この場所は以前一度訪れたことがある。
ブログを見返したら2015年だから、ちょうど10年前だ。
確か11月の半ばくらいだったと思うけど、まだ全然色づいていなくて青々していた。
にもかかわらず、すごい人が訪れていて驚いたのを覚えている。
今回訪れたのは12月5日で、だいぶ葉が落ちていて、紅葉としては後半から終盤といった様子だった。
見頃がいつ頃なのかは断定できないのだけど、たぶん11月の後半だろうと思う。
この日もそこそこ人がいたのだけど、前回ほどではなかった。
前の週の週末は大賑わいだったかもしれない。
並木の北に無料駐車場があるので、そちらが利用可だ。
JR湖西線「マキノ駅」から徒歩約50分なので歩けなくはないけどだいぶ遠い。たぶんバスも出ているはずだ。
並木は約2.4キロで、メタセコイアは500本ほどだそうだ。
車で通過するだけでもけっこう見応えがある。
路上の真ん中で撮影するような人もいなかったので、ここはわりとマナーが守られている印象を受けた。
たまたまかもしれないけど、路上駐車もなかった。
それにしても、なんでメタセコイアだったのだろうと疑問に思った。
調べてみると、近くのマキノ高原へ向かうアプローチとして高原っぽい風景を作り出すため昭和56年に植えたのが始まりだそうだ。
なので、歴史的にはまだそれほど古いものではない。
その後、延長されて今ではすっかりマキノの名物として定着した。
メタセコイアの由来は、セコイアに似ているから”変形した”という意味の”メタ”を付けてメタセコイアとしたのだとか。
中国原産で和名はアケボノスギという。
落葉高木で、すっかり葉を落として枝だけの姿になったところに雪が積もると、それまたきれいな景観を作り出す。
初夏の新緑姿も悪くない。
この地を訪れてあらためてもう一つ気になったのはマキノの地名だ。なんでカタカナなんだろうと。
もともとは牧野という地名から来ているのだけど、大阪の枚方市牧野阪に京阪電気鉄道の牧野駅があるから、そこと間違わないようにカタカナにしたという話がある。
しかし、本当だろうか。なんか嘘くさい。もっと別の理由がある気がする。
嘘といえば、マキノ町の鳥はウグイスだ。
ウグイスを漢字で書くと”鶯”で、鶯と鷽(うそ)は略字だとどちらも”鴬”になる。
天満宮で行われる”鷽替神事”を思い出させる。去年の災いとウソに替えて今年を良い年にするといったもので、天満宮特有の神事だ。
天神といえば菅原道真だけど、更に遡ると天神、つまり天津神となる。
マキノの地名由来はウソとはいわないけど、何かもっと別のものが隠されているかもしれない。
琵琶湖周辺には尾張と共通地名が多くあって、近江と尾張には何か通じるものがある気がする。

昼食は近くの道の駅「マキノ追坂峠」(公式サイト)で親子丼。
琵琶湖行きシリーズは続きます。

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