立派すぎる気もする菱野の熊野社

 今日は瀬戸市東菱野にある熊野社(地図)を紹介します。
 かつての菱野村の氏神で、尾張氏系の色合いが濃い。

 自宅から海上の森へ向かう途中の道沿いにあるので、前は何度となく通っているのに参拝したことは二度くらいしかなかった。
 あらためて訪ねてみると、非常に立派な神社だということに気づいた。
 田舎(失礼!)には似つかわしくないほどの神社で、どこかからお金が出てるとしか思えない。
 神社の改築というのは非常にお金がかかるもので、国とか神社本庁とかからはお金が出ないので、基本的には氏子の寄付で行うことになる。
『愛知縣神社名鑑』によると氏子の戸数は1,600だそうで、これは昭和だから今はもっと減っているはずで、1,000戸が1万円出したとしても1千万円にしかならず、実際はそんなに集まるわけもないので、こんな金額では社殿ひとつ建つかどうか怪しい。
 ちょっとした本殿なら数億円はかかる。
 賽銭なんかではもちろんどうしようもない。
 神社を維持していくのは思っている以上に大変だ。

 詳しい歴史については名古屋神社ガイド熊野社(東菱野町)のページに書いたので、よかったらお読みください。





 お金がかかっていそうな社殿。

 境内社も瓦屋根付きの門があったりして、いちいち立派な作りになっている。


 階段の左右はモミジが多いので、秋の紅葉の季節がオススメだ。
 階段が色づいたモミジの絨毯になる風景は風情がある。

【アクセス】
愛知環状鉄道「瀬戸口駅」から徒歩約14分

【駐車場】
 あり


 

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