長久手前熊の多度社再訪

 愛知県長久手市にある多度社(地図)。
 かつての前熊村の氏神の一つだ。
 一つというのは、前熊村にはもう一つの氏神の八劔社があったためだ。
 八劔社は明治の末(もしくは大正の初め)に多度社に合祀されて残っていない。

 この多度社を訪ねるのは、2017年以来、二度目だった。
 モリコロパークへ行くときいつも横を通っていたのに、中に入ることはなかった。
 久しぶりに行ってみると、以前とは少し印象が違っていた。あれ、こんなふうだったかなと思う。
 なんとなく多度社っぽくない感じもする。

 この神社の一番の見所は入り口の鳥居で、江戸時代前期の1661年(寛文元年)に制作された古いものだ。
 花崗岩造の明神鳥居で、背は低いものの、なかなか立派で風格がある。

 詳しい歴史などは名古屋神社ガイド熊野社(前熊村)に書いたので、よければお読みください。


 この撮影位置だと、すぐ背中がフェンスで、広角レンズで撮らないと全景が収まらない。
 神社自体は南向きなのだけど、参道は東から入って右に曲がって進むことになる。
 昔はこんなふうではなかったと思うのだけど。


 鳥居だけを正面から撮る場合も、超広角レンズが必要になる。





 何度か建て替えられているだろうけど、ぼんやり尾張造の様式が残っている。




 八劔神社址の石碑が境内にあった。
 説明板を読むと、移したのは令和6年と書いてあって、ちょっと驚いた。それまでどこにあったんだろう。

【アクセス】
 リニモ「公園西駅」から徒歩約30分

【駐車場】
 なし


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