心持ち次第でこの世は楽しくもつらくもなる。
　大切なのは想像力だ。
　想像力こそが自分を救ってくれる。
　思いを馳せ、思い至ることで他人にも優しくなれるし、この世界を乗り切っていける。

　想像力は先天的なものか後天的なものかでいえば、後天的な要素が大きい。
　多くを学び、経験し、自分で考えることによって想像力は培われる。
　無自覚ではいけない。想像力に対して自覚的である必要がある。
　簡単に言えば想像力は鍛えられるということだ。
　それは学校の勉強よりある意味では難しく、ある意味では簡単だ。
　才能は必要ない。

　その第一歩として、想像力が鍵を握っているということに気づかなければならない。
　想像するということはぼんやり空想することとは違う。
　明確で具体的なイメージをすることだ。
　イメージさえできれば実現は可能になる。
　逆にいうと、イメージできないものは実現しない。
　想像力というのは、イメージする力という意味だ。

---