勧善懲悪とはいかなくても

 嫌なら嫌といえばいいというのはとても残酷だ。
 それは強者の論理であって、嫌と言えない弱者のものではない。
 嫌と言いたくても言えない人もいるし、誰だって言えないときがある。

 被害者を責めるのも酷な話で、被害者と加害者でいえば加害者が悪いに決まってる。
 弱肉強食と勧善懲悪は矛盾しながら同居する。
 弱者にだけ優しい世界が正しいわけではないけれど、弱い者も弱いなりに生きられる世の中であってほしい。

 せめて責めないであげて。
 


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次